◆お題◆

 オマケ





小幡小平次怪談は数々あれど、異色なのが『生きてゐる小平次』。
舞台、映像化作品のなかでも、中川信夫の遺作となった秀作を念頭に、お茶目な怪談にしてみました――か?
場面と台詞はほとんどオリジナルですが、中川作品には、おちかが小平に、「小平さん、おまえ、お帰り」と言う秀逸な場面があるんです。

なんとも薄気味の悪い、ただれた人間関係を描いた物語ですが、「三角関係って楽しいかも」なんて思えたりもする。

「尻腰」は「しっこし」と読みます。肝が座ってねぇってことかな。根性がないとか、我慢が足りないとか。
1頁漫画「生きていゐ小平次」