◆お題◆

 ショック




50〜60年代は、こういう「はったり」演出のホラーがいっぱいあったのですよ。立体映画なんてのが流行したのもその頃。子供のとき、親に連れられて見にいきましたよ、『骸骨仮面』(タイトルはうろ覚え)。日比谷や新宿をはしごしたけど、どこも満員御礼立ち見状態。五反田でやっと見たような記憶がある。
「警告」が出たのはたしかハマーのホラーでした。こういう下世話な趣向、好きだなぁ。

この時代のはったり王といえばウィリアム・キャッスル。座席に電流を流したり、客の頭上に化け物を浮遊させたり、肝心の映画は全然怖くないんだけど、はったり趣向だけは一流(笑)。
その精神を受け継いだのがダークキャッスル・プロ。『13ゴースト』はつまんなかった(ファンタジックなんだもん)、『TATARI』はまあまあ。『ゴーストシップ』と『蝋人形の館』はいいねー、悪趣味で。ただし、怖くない。主人公が体育会系で全然怖がらないから、観客も怖くなんないのよ(笑)。

あ、Warningのスペルが間違ってる。