キャットウーマンの没カット。
うーん、使用カットもたいしたことないけど、
没カットの酷いこと(笑)。

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一応、墨入れしてはみたけど、やはりあかんので没。




     
  ニッキー・マウスの眉間には仁木と同じ傷、
  そして左のこめかみには、大きな黒子(ほくろ)も
  描き足してあります。
  仁木弾正を当たり役とした五代目幸四郎の左眉のあたりに
  黒子があったとかで、以後歌舞伎役者は仁木を演じるとき、
  幸四郎に敬意を表して(かな?)、
  必ず黒子をつけることになっているのです。
  歌舞伎眉唾豆辞典でした。

目次


仁木&ウイラード
下書き

墨入れ

仕上げ


キャットウーマン
下書き

墨入れ

仕上げ


未使用カット他





豊国描く(たぶん豊国)『先代萩』床下の場。

常々思っていたのですが――
仁木弾正はなんだって、こんな目立つ大ネズミに変身したのだろう。
「うーむ、怪しの鼠」って

あからさまに怪しいよ、不自然だよ!

でもまぁ、普通のネズミだと、連判状をくわえて逃げることができないし。
そーだ、犬だ、犬に化ければいいんだ!!!

……絵にならんわな。

(着ぐるみだから、当然、人大の大ネズミになるんだけどさ・笑)


右は美しい孝夫丈の仁木、最期の場。




      
使わなかったカット。
というか、下書きはしたけど、仕上げが面倒で放棄。
それに、顔がいまいち綺麗に描けてなくて……。
年賀状には玉三郎丈の写真をそのまんまコピペ。横着。

これは、『祇園祭礼信仰記』金閣寺の雪姫です。
桜吹雪のなか、縛られた雪姫は、桜の花びらに爪先でネズミを描きます。
(雪姫は雪舟の孫なのです)
するとあーら不思議、花びらがネズミとなって、縄を食いちぎってくれます。
そして、ネズミは、再び花びらとなってパッと散るのでした。

とても美しい場面です。美しい女形が演じれば。

以上、お粗末くんでした〜。