◆お題◆

 馬耳東風





スキージャンプの船木和喜選手が八木弘和コーチと別れて独立後、初期低迷期のどん底にいた頃(今考えると、こんなのドツボのうちに入らなかったわ〜)、選手の殻を破るのにあのコーチならこうする、このコーチならどうするなんて「もしも」の小噺を、同好の士(八木船木コンビのファンという稀有な趣味さっ)で文才のあるえふさんが書いてくれたのですが、これがテレビドラマにしてもいいくらい面白かった(会話センスが抜群)。
で、そのまんま漫画にするのもナンなので、
白河夜船と阿木コーチという現実とはまったく別(別ものよ!)のキャラをつくり、設定も変えて、スポ根もの風に仕立ててみました。
バシャというのは、当時船木選手の専属コーチだったスロベニア人の名前そのまんまですが(他に思いつかなかったのよ)、実際はこんな情のあるコーチではなかった。私の見込み違い。
でも、えふさんの書いた小噺のほうが断然面白い……。ここで発表できないのが残念でありんす。(つづく)

*黄金期の日本チームは海外でジャパン・エアと呼ばれていたのです。