◆お題◆

 馬耳東風





当時、テレビで見る八木弘和コーチのイメージは、「非常に論理的かつ浪花節的人情の持ち主」でした。でもその後、白馬のシャンツェやペンションで、えふさんと一緒に八木コーチとお喋りする機会を得まして(♪)、だいぶ印象が変わりました。
たしかに情に篤い人だとは思うのですが、どこまでも「ジャンプはスリリングなゲームだ」というドライな感覚でスポーツを楽しんでいるコーチでした(涙もろいけど・笑)。
土足踏み込み型ではない、と御本人は仰る。「専属コーチをないがしろにして、昔の弟子に教えたりしない。そんな筋の通らないことはしない」だそうです。そう言われれば、もっとも。

そういわけで、この漫画は船木くんと八木さんがモデルではありませんからねー、第1話に書きちらかした、拒食症だとか神経症だとか「どん底のいろいろ」も全部架空ですよー。(当時、過度の減量で心身ぶっこわれる選手が出始めたのは確かですが)。

ちなみに、馬耳東風って本来は全然いい意味じゃないのね。