かえすがえすも残念な、姫の帯に使った
典型的なギリシャ模様。
黄色の縁取りを青くしたもんで
黒地に見えなくなってもた。

このギリシャ模様は他にもいろいろ
綺麗な色あわせがあって楽しいです。





姫の着物にひたすらコピペしまくった桜。
せっくつくったから、また流用しようっと。




ネットで拾ったギリシャ模様・デザインのひとつ。
雑に塗り絵しました。






雪印じゃなくて、
これもネットで見つけたギリシャ模様の牛。


目次


綾糸姫
下書き

墨入れ

仕上げ

大きいのがお好き


手臼丸
下書き

墨入れ

仕上げ

大きいのがお好き


蓑太郎
下書き

墨入れ

仕上げ



未使用カット他


       使わなかったギリシャ模様。 


とざい東西〜〜〜〜

では、翻案歌舞伎『紐糸縁苧環』、駆け足で紹介いたし候〜〜
本外題の読み方は、「からむいと えにしのおだまき」


【口上ノーカット版】
そも奉納牛偽装で牛天神・菅公の怒りを買いしは呉田(くれた)の殿様、
どういうわけか呪いを受けたは妻女・榛(はしばみ)御前、松阪牛と丑三の逢瀬、
月満ちて、件(くだん)の母となりにけり、
おぞましやな哀れやな、人三牛七蓑太郎は迷宮に押籠め、
時移りて十数年、迷宮主牛頭太夫を退治せんとて手臼丸、都より参る、
ああらイケメンと呉田城主が一女・綾糸姫はフォーリンラブ、
時は七夕、綾糸が糸巻きにて迷宮入りを手引きの段、人形振りにて相務め申し候、
幕間二十分、ミノカルビ弁当ありマス、
みんごと蓑太郎を討ち果たしたる手臼丸、綾糸姫と手に手をとりて恋道行、
たどり着いたる鳥も通わぬ「な哭きそ島」、
あさき夢見し一夜明けてサプライズ、手臼は船にてさようなら、
置き去りの綾糸が、「具してたも」とすがるも哀れ、
この手臼丸、菅公縁(ゆかり)の松王丸が末裔とは当人も知らざりき、
扨(さて)、天神唐繰る因果の続きはまた後日、
本日はこれぎり〜。



七種島に置き去りにされた綾糸姫が涙にくれていたところ、
「娘御よ、な哭きそ哭きそ」(娘さん、何故泣いているのですか)と
造り酒屋の社長が声をかけたことから、のちに「な哭きそ島」と呼ばれるようになったというのがほんと。
なーんて。
造り酒屋の社長はないよな。日本の酒の神様ってなんかいたっけか。
三鳥居の神主、実はオオヤマツミとか?

いらぬ眉唾解説(解説してないやん、wikiだのみやん)。
元ネタは言わずと知れたミノタウロス伝説
綾糸姫はいいとして、手臼丸榛御前て苦肉の策だなぁ。蓑太郎って名前が可愛いすぎる?)
菅公とは、菅原道真のこと。牛天神様とも呼ばれてるらしい。
鬼になっちゃう前の聖人君子的菅原道真を中心に据えたのが歌舞伎の『菅原伝授手習鑑』。
道真に仕えていたのが、松王丸・梅王丸、桜丸の三つ子。

糸巻きの趣向は歌舞伎『妹背山女庭訓』御殿の場から。

件(くだん)とは人の顔と牛の体を持つ妖怪。

「具してたも」と去りゆく船にすがるのは、能『俊寛』の趣向。
御赦免船に乗れず、置いてきぼりを食う俊寛が、船に向かって、
「これ乗せてゆけ、具してゆけ」と言う場面が哀れなのです。
て、実は能の『俊寛』は見たことないんす。

ブログに嘘記事書きました。


どんぶらこさんが、なんと速攻でメイキング動画をつくってくれました!!



なんか、すごい大作映画のメイキングみたい〜〜♪


以上、お粗末さまでした〜〜、本日はこれぎり〜〜
(お粗末は動画じゃなくて、あたしの製作過程っすよ)